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スワヤンブナートの旅行記

 

 スワヤンブナートは、とても高い場所にあります。そうですね階段が何段あるのでしょうか?200とか300段くらいかな?しかし、その階段を上らなくてもタクシーで頂上まで行くこともできます。このスワヤンブナートには、お猿さんがたくさんいますので、食べ物を見せないようにした方がよいと思います。
 頂上のお寺は入ることができました。たぶんシャマルパ・リンポチェのお寺といわれているお寺(階段を上って右側)は、巨大な仏像が安置されています。その寺の中に入っていったら、チベットの僧が読経をしている場所がありました。たくさん若い僧が座って読経していて、とても興味深く感じました。
 もう一つのお寺(階段を上ってストゥーパの裏側のお寺)は、ネパール人とともに入ったのですが、こちらも修行する場所があって仏像が安置されていて、人々が礼拝の修行をしていました。
 スワヤンブナートは、スワヤンブーとも呼ばれていて、サンスクリット語の意味では、「self-manifested」つまり「自然から現れた」とか「self-existing」つまり、「自然に存在している」とか言う意味があるようです。チベット語やブータンのゾンカ語では、ランジュン(Rangjung)という言葉と意味が同じですね。
 もともと、スワヤンブナートの伝説が書かれている本とガイドさんの話によれば、昔カトマンドゥ盆地が湖だった頃に、スワヤンブーの位置にクリスタルが五色に輝いていたそうです。
 それを過去の4人の如来方が周囲の山に来て見られたという話もあるようです。
 どの山にどの如来だったのかは忘れましたが、スワヤンブナートのストゥーパ近くのカトマンズ市内が一望できる展望台みたいな場所から見える山々のどれかです。
 その中の一人の如来からこのスワヤンブーへ人々が礼拝に来れるようにとの依頼を受けたマンジュシュリーつまり文殊菩薩が湖だったカトマンズ盆地の周囲の一部の岩場を剣でばっさりと切り、水を抜きスワヤンブーのストゥーパを作りました。
 そのマンジュシュリー(文殊菩薩)が剣で切られた場所は、現在、両側が断崖絶壁の形で挟まれた川となっていて今でも残っています。
 そしてカトマンズの湖に住んでいたナーガ(つまり蛇(龍)の神様)が水を抜かれると住むところがなくなるということで作った池もあります。その池ではナーガのためのプジャー(儀式)が時々行われているそうです。

 

 実際にカトマンズが昔は湖だったことがわかっているようですね。
 約6000年前、古カトマンズ湖の南縁部の活断層が活動し、湖水が排水され、現在のカトマンズ盆地が出現した。
 古カトマンズ湖学術ボーリング計画
 http://www.museum.kyushu-u.ac.jp/publications/special_exhibitions/PLANET/04/04-4.html

 

 ガイドさんからの話ですが、このナーガについて話を致しますと、ナーガは普段は蛇の姿なのですが人間に変身できて、綺麗な女性になって人間の男性を誘惑して、その人食べるという話もありますとのことでした。人間を食べるような人間を害するナーガもいますが、良いナーガもいて、人間にもいろんな性質の人がいるのと同じようなものだそうです。
 能力的には人間よりは上の生命体なので蛇の神様ですね。
 ナーガが住んでいる池を汚すとその人には悪いことが起こるようです。
 スワヤンブナートとナーガについては、もっと詳しくお話は可能なのですが、この辺で終わりたいと思います。